Urushi Uruwashi Exhibition 漆・うるわしの饗宴展

漆・うるわしの饗宴展概要

  •  漆は、アジア独特の天然工芸素材であります。日本は、中国・韓国・東南アジアの国々、そして江戸時代にはヨーロッパ諸国との交易にて、漆を通した友好・芸術・文化の交流を培ってきました。この交流を21世紀にさらに深め、各国の芸術文化の真の姿を理解していくことを目的とし、日本・中国・韓国・東南アジア・ヨーロッパ・アメリカの女性漆工芸作家32名による展覧会を、東京、京都、福島にておこないます。
  •  漆工芸は装身具や化粧用具として女性に身近な工芸です。女性の漆作家をクローズアップすることで、今までの表現とは異なる新しい表現の漆作品を見いだす可能性があると考えています。それぞれ環境や情勢の異なる国に生きる女性漆作家が、漆をどうとらえ、この時代をどう見つめているのか、新しい漆表現の挑戦と交錯を試みる取り組みとなります。
  •   作品展示の他に、シンポジウム、ワークショップ、パフォーマンスを実施し、現代漆工芸の普及と交流活動を企画しています。特に地球環境と漆についてシンポジウムを通し、震災後、日本そして世界がどのような道を歩むべきか、「漆になにができるか」女性漆作家の視点から漆をとおした地球環境問題を考えていきたいと思います。
  •  当展覧会における現代漆工芸作品展示と漆工芸を通した国際交流活動は、多様な漆表現の素晴らしさを伝えるとともに、日本と各国の作家が手と手を取りあい交流を行うことで、世界の良き点を理解し、日本の素晴らしさを伝える場を提供できると考えています。
  •  そして、福島会場の開催によって、各国参加作家を通し東北大震災に被災された方々への応援・支援を世界各国に発信できること、伝統と革新を考慮した新しい美の創造を発信する場となると願っています。

これまでの取り組み

  • 1999年 9月 「中日韓法女流漆芸聯展」/中国北京・中央工芸美術学院 展示ホール(美術工藝振興佐藤基金助成)
  • 2010年10月 「北京国際女子漆芸展」/北京798芸術区
  • 2011年10-11月「紲プロジェクト-世界の女性漆アーティストから東北へのメッセージ-」 日本・中国・韓国・フランス・アメリカ・ベトナム・タイ・ミャンマーの現代女性漆作家27名によるパネル展示/「会津・漆の芸術祭2011」インフォメーションセンター

日時・場所

  • 東京展
  • 山脇ギャラリー
    • 2012年9月14日(金)〜10月1日(月)(日祝休館) 11:00am~6:00pm 入場無料
      • 住 所: 東京都千代田区九段南4-8-21
      • U R L: http://yamawaki-gallery.com
      • 問い合わせ先: 漆・うるわしの饗宴展実行委員会 TEL080-4893-3058
    • 関連イベント
    • 9月29日(土)
      • 13:30〜15:20 シンポジウム 東京藝術大学中央棟第3講義室 司会・外舘和子
      • 「女性漆作家の視点から漆造形を考える1 〜各国の漆事情と表現 漆に何ができるか」
      • 15:30〜 パフォーマンス(Sha Sha Higbyさんによる漆の作品を身につけての舞踏 30分)東京藝術大学 総合工房A棟2F 多目的ラウンジ
    • 10月2日(火)
      • 10:00〜漆の技術紹介レクチャー東京藝術大学 中央棟第3講義室

  • 京都展
  • 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
    • 2012年10月6日(土)〜21日(日)(月休館) 11:00am~7:00pm 入場無料
      • 但し10月8日(月・祝)開館、10月9日(火)閉館
      • 住 所:京都市中京区油小路通押小路町238-1
      • U R L: http://www.kcua.ac.jp/gallery/
      • 問い合わせ先: 京都市立芸術大学 教務学生支援室 事業推進担当 TEL075-334-2204
    • 関連イベント
    • 10月6日(土)
      • 13:30〜15:20 シンポジウム 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 司会・外舘和子
      • 「女性漆作家の視点から漆造形を考える2 〜漆素材の特性と表現 漆に何ができるか」
      • 15:30〜 パフォーマンス(Sha Sha Higbyさんによる漆の作品を身につけての舞踏 30分)
    • 10月7日(日)
      • 14:00~14:45 アーティストトーク
      • 15:00~出品作家の指導による海外作家の蒔絵体験ワークショップ
      • 蒔絵ワークショップ
      • 海外の女性漆作家と一緒に蒔絵を体験してみませんか。黒の漆塗りのパネル(8cm×10cm)に漆と金粉で蒔絵を施します。
      • ※本漆を使用します。手袋をはめて作業しますが、かぶれにはご注意ください
      • 講師:井上絵美子(出品作家)
      • 材料費:2000円
      • 日時:10月7日(日)15:00~17:00
      • 場所:京都市立芸術大学芸術大学ギャラリー @KCUA
      • 募集人数:15名
      • 申し込み方法:
      • 氏名、住所、年齢(児童の場合は学年)、連絡先電話番号もしくはEメールアドレスを記入して、京都市立芸術大学芸術大学ギャラリー @KCUA「うるわしの漆展ワークショップ申し込み係」に9月25日(火)までにFAXかEメールにてお送り下さい。
      • 送付先:FAX: 075-253-1510 E-mail: infokcua@gmail.com
      • 「漆・うるわしの饗宴展 ワークショップ申込み係」

  • 福島展
  • 喜多方市美術館
    • 2012年10月27日(土)〜11月25日(日)(水休館)10:00am~6:00pm
      • 住 所: 喜多方市押切2丁目2番地
      • 入場料 一般500円(400円), 大・高生300円(250円), 小・中学生200円(150円)
      • ※( )は20名以上の団体割引料金 水曜休館
      • U R L: http://www.city.kitakata.fukushima.jp/bijyutsukan
      • 問い合わせ先: 喜多方市美術館 TEL0241-23-0404
    • 10月27日(土)
      • 13:30〜アーティストトーク
      • 14:30〜パフォーマンス(Sha Sha Higbyさんによる漆の作品を身につけての舞踏)

展示内容

  • 1) 作品展示: 日本・中国・韓国・東南アジア・ヨーロッパ・アメリカの現代女性漆作家31名による現代漆工芸立体作品・平面作品ー計約60点の展示
  • 2) パネル展示:女性漆作家のプロフィールのパネル・漆表現の現在と変遷
  • 3) 図録: 展覧会出品作品及び、各国の漆工芸現状に関する情報を日本語と英語にて作成する。
  • 4) 国際交流イベント
  • シンポジウム
  •   アーティストトーク・講演会
  •   司会-顧問・外舘和子、出品作家
  • パフォーマンス
  •   漆造形家、舞踏家 Sha Sha Higby
  • 漆技術セミナー・ワークショップ

主催及び関連団体

  • 漆・うるわしの饗宴展実行委員会
    • 東京事務局
    • 〒321-8505 栃木県宇都宮市峰町350 宇都宮大学教育学部 工芸研究室 松島さくら子
    • E-mail: info@urushi-uruwashi.com
    • 京都事務局
    • 〒610-1197 京都府京都市西京区大枝沓掛町13-6 京都市立芸術大学 漆工研究室
    • E-mail: info@urushi-uruwashi.com
  • 京都市立芸術大学 (主催団体)
  • 喜多方市美術館 (主催団体)
  • 東京藝術大学美術学部 (共催団体)
  • 山脇美術専門学院 (協力団体)

協賛・後援

  • 協賛 芸術文化振興基金、財団法人 ユニオン造形文化財団、公益財団法人 東芝国際交流財団、
  • 公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団、公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 野村財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団
  • 後援 中華人民共和国註日本国大使館、駐日韓国大使館 韓国文化院、アメリカ合衆国大使館、タイ王国大使館、フランス大使館